TOP  >  シニアのためのセックス講座  >  女性の排卵日がわからないワケ

女性の排卵日がわからないワケ

子どもが欲しいのになかなかできないと、まず最初に試す方法は「タイミング法」。精子が授精できるのは、排卵日前後の3~4日間に限られるので、その日に合わせて性行為を行う方法です。ただ、排卵日は外見ではわからないので、基礎体温を毎日測りつづけて、体温変化から予想します。

100%確実にわかるわけではありませんが、3か月ほど毎朝同じ時間にきちんと記録しつづければ、だいたいわかります。ただ、面倒です。排卵日のサインでもあれば楽なのですが…。

排卵日を知らないのは人間だけ

人間以外の動物は排卵日を知っています。例えばチンパンジーのメスは、排卵の際に発情して、お尻の部分が赤くはれます。オスはこれを見てメスに近づき、セックスを始めます。チンパンジー以外の動物も、それぞれ局部のはれや匂いを発することで、排卵をオスに知らせます。

動物の交尾は生殖だけが目的ですので、妊娠・出産できないセックスはエネルギーの無駄になるだけ。ホルモンによって発情期がコントロールされているため、無駄うちのない効率的なセックスが行われます。ところが、人間は複雑です。生理があれば受精しなかったことはわかりますが、排卵はわかりません。

外見的にも匂いなどでも排卵のサインはなく、本人ですらほとんど気づくことはありません。たまに、排卵の瞬間に痛みを感じる人もいますが、よほど注意していないとわかりません。

排卵日がわからないので、女性はいつでもセックスができる

人間は、排卵日が隠されているため、女性はいつでもセックスの受け入れ態勢を整えてます。年中発情期にあるとも言えます。長年にわたり、女性がもっともセックスをしたくなるタイミングを探す研究が続けられていますが、見つかっていません。女性の中には、生理前になるとしたくなる、という人もいますが、排卵日にしたくなるという人はいません。

人間の排卵日がわかりにくくなった理由はわかりませんが、わからないことでのメリットはあります。生殖だけを目的とせず、絆を深めるための行為としてセックスが進歩してきたことです。もし、生殖だけが目的なら、妻を妊娠させたら、男性は生殖本能で他の女性のところに走ってしまうでしょう。愛とセックスが一体となっているために、カップルは絆を保てています。

動物は発情期に排卵を知らせるサインを発します。人間にはサインがなく、いつでもセックスができるようになっています。そのおかげで、愛が深まりセックスの悦楽が大きくなっています。