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女性のオーガズムは複雑

膣への挿入とピストン運動、クリトリスへの愛撫やGスポットへの刺激などで女性がオーガズムに達することはよく知られています。膣の一番奥、子宮口の入口付近のポルチオもオーガズムを得られやすいと言われます。これ以外の方法でも女性はオーガズムを得られます。

幅広い性感帯

乳頭への口づけや膣入口付近への愛撫は、いわば前戯の中の前菜的なもので、メインディッシュはクリトリスやGスポットへの刺激だと考えている男性も多いでしょう。しかし、膣口への愛撫だけでオーガズムに達する人は意外と多いと言われています。また、中には乳首への刺激だけで達する人もいるようです。

女性のオーガズムは千差万別で、個人差が大きく複雑です。性感帯がたくさんあるという人がいる一方で、オーガズムに達しない人もいて、セックスではイケないという女性もいます。セックスではダメだけれど、マスターベーションでは常に達するという人もいて、心理的な作用も大きく関わっていることがわかります。

性行為に関するさまざまな調査を総合すると、活発にセックスをしている女性の5%~15%はオーガズムの経験がありません。75%の女性が膣では達することができないという調査結果もあり、クリトリスが性的悦楽の中心だと言われることもあります。10年ほど前のNHKの調査でも、1年以内のセックスでオーガズムを感じた女性は4割以下でした。女性の性的満足度を高めることが、シニアのセックスには求められています。

知性によるブレーキ

ヒトの性的興奮は前頭葉が支配しています。感じるか感じないかは、刺激の強い弱いだけでなく思考の結果として生まれます。いつもセックスのことばかり考えている男性でも、性的刺激を受ければ常に勃起するわけではありません。自分の好みの女性がペニスに刺激を与えれば勃起しますが、嫌悪感を抱くような女性の刺激では勃起できないでしょう。また、男性から刺激されたら逃げ出したくなるのが普通です。

女性はそれと似たことを、さらに複雑に行っているのでしょう。特に、羞恥心は女性の性欲の高まりにブレーキをかけます。一般に自分の性器を「汚い」「美しくない」と考える女性は多く、性器を見られたり舐められたりすることに抵抗をもつ人もいます。そういう女性にとっては、愛撫されても羞恥心によって性欲が制御されて、感じられないことがあるでしょう。

セックスが愛情の交換であるというのは、こうしたことからも言えます。心を開きお互いを信頼しあえる関係があれば、羞恥心がブレーキをかけるようなこともないはずです。女性が男性に身をあずけて無心に快楽にひたれるような関係を作ることが、セックスの快楽にもつながります。

女性の性感帯もオーガズムも複雑ですが、愛情で心を開き悦楽のセックスに高めるのがシニア男性の使命でしょう。